石井 清一 第二十一清和丸

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石井清一の獲れたて商品

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  • 鮮魚)サクラマス2kg~2.5kg前後1尾(第二十一清和丸) ※生食不可!

    鮮魚)サクラマス2kg~2.5kg前後1尾(第二十一清和丸) ※生食不可!

    5,000円 (税込み)
  • 鮮魚)サクラマス2kg~2.5kg前後×2尾(第二十一清和丸)※生食不可!

    鮮魚)サクラマス2kg~2.5kg前後×2尾(第二十一清和丸)※生食不可!

    10,000円 (税込み)

石井清一

[第二十一清和丸]
定置網漁師(株式会社 清和漁業)

息子2人と家族で定置網漁

自分が代表になって法人化し、長男、次男、妻の4人で家族経営で漁をしています。先代の祖父が北転船の船頭をしていたので、20代中頃まで祖父と北転船に乗っていました。その後40代で小型の定置網漁師になり独立しました。

定置網漁の転換とその後の試練

平成20年(2008年)に大型の定置網漁に転換したのですが、当時は今の3倍の水揚げがありました。鮭シーズンには早朝から水揚げをし、多い時は夕方までに3回も市場に揚げることも。でも、いい事ばかりは続きません。その後くらげ被害に遭いましたし、震災では津波に襲われたため、船と網の新調を余儀なくされました。鮭、サバ、いか、イナダなど、網に入る魚種を販売していますが、今はあの頃の水揚げの1/3しかありません。

獲れる魚も変わってきています

よく見かける、海面に浮かんでいる黄色いブイが定置網漁の目印です。点々と並んだブイだけ見ると、その大きさは想像できないかもしれません。あの下には海底何十メートルも下まで網が張られているんです。巨大ですよ。網だけで約6000万円もするんですから。なのに獲れる量は減る一方で、漁師は悲鳴をあげています。

救いがあるとすれば量は1/3に減ったものの、海水温が温かいので、いろんな魚が獲れるようになったこと。今まで南でしか獲れなかった魚が網にかかるので驚きますが、そのおかげで売上は1/2程度にとどまっています。

でも結局、魚が獲れなくなると漁業全体が萎縮してしまうので、農業のように育てる形、魚の養殖も視野にいれられたらいいですね。

子供のために、漁業のために

現在、息子に事業継承中で、早く教えて現役を引退したいと思っています。でも教えることが多すぎて正直大変です。そんな中で、今まで100%市場出荷だった魚を、漁師が直接販売できるようになってうれしいです。今はいろいろな魚種が穫れるので直接販売は大歓迎。かかった経費を入れて赤字にならない売価をつけられるし、何よりお客様の声が直接聞けるのが嬉しいじゃないですか。モチベーションアップにもつながっています。

長年の経験がある自分にしかできない役割もあるから、子供のために、漁業のために頑張りますよ。早く引退して楽したいけどね。